乳児健診|月齢ごとの内容・持ち物・当院での受け方
乳児健診は、「合格・不合格を判定される場」ではありません。赤ちゃんの成長を専門医と一緒に確認し、日頃の育児で気になっていることを相談できる場です。
「首すわりが遅い気がする」「離乳食をあまり食べない」——そんな、些細に思えることこそメモしてお持ちください。このページでは、月齢ごとの健診内容、千代田区の受診票の使い方、持ち物と服装、そして「気になること」をご相談いただくための準備までをまとめました。発達のペースにはお子さまごとに大きな幅がありますので、どうか安心してお越しください。
千代田区の乳幼児健診の全体像と、当院で受けられる健診
乳幼児健診には、大きく分けて2つの受け方があります。
- 集団健診:区が指定した会場・日程で、対象月齢のお子さまがまとめて受ける健診です。
- 個別健診:区から交付される受診票を使い、指定された医療機関で個別に受ける健診です。
千代田区では、6〜7か月児・9〜10か月児の健診を「都内の指定医療機関での個別健診」として実施しています。受診票は3〜4か月児健診の通知に同封されます(交付方法・最新情報は千代田区の案内でご確認ください)。健診当日は、母子健康手帳と受診票をお持ちください。最新の対象月齢・日程などの詳細は、千代田区の乳幼児健診の案内でご確認ください。
当院(浜田病院 小児科)で受けられる健診:6〜7か月児健診・9〜10か月児健診に対応しており、千代田区の受診票がご利用いただけます。ご不明な点は、お電話 03-5280-1166でお問い合わせください。
月齢別|健診で確認する内容
はじめにお読みください。 発達のペースには、お子さまごとにとても大きな幅があります。以下は「この時期に必ずできていなければならない」というチェックリストではなく、健診で医師がどんな様子をみているかをご紹介するものです。当てはまらない項目があっても、それだけで異常というわけではありません。気になる点は、遠慮なく健診の場でご相談ください。
6〜7か月ごろの健診でみること
- 首すわりが安定しているかの確認と、寝返り・おすわりに向かう全身の動きの様子
- 手を伸ばしてものをつかむ、目でものを追う(追視)などの様子
- 音や声への反応の様子
- 身体計測(身長・体重・頭囲)による成長の確認
- 離乳食の進み具合や、日々の育児での相談
この時期は、離乳食が始まって間もない方も多く、「食べる量」「食材の進め方」のご相談が増えます。
9〜10か月ごろの健診でみること
- はいはいや、つかまり立ちの様子
- 手指の使い方(小さなものをつまむ動きなど)
- 小さな音への反応の様子
- 人見知りや、あやすと喜ぶなどのやりとり(社会性)の様子
- 身体計測による成長の確認
- 離乳食の後期に向けた相談
「つかまり立ちをまだしない」といったご相談もよくいただきます。動きの発達には幅がありますので、様子をみながら一緒に確認していきましょう。
当日の流れと所要時間
乳児健診は完全予約制です。ご予約はお電話(03-5280-1166・月〜金 14:00〜17:00)、またはWEB予約(24時間)で承ります(土日祝を除く)。健診・予防接種の診療は平日午前に行っています(午後・土日祝は休診)。実施曜日・担当医は外来診療担当表でご確認ください。
当日は、おおむね次の流れで進みます。
- 受付(受診票・母子手帳などを提出)
- 計測(身長・体重・頭囲)
- 診察(全身の状態・発達の様子の確認)
- 育児相談(気になっていることをご相談ください)
- 次回の確認(次の健診・予防接種の予定確認)
所要時間の目安は、混んでいなければおおよそ30分です。赤ちゃんの機嫌や混雑状況によって前後しますので、授乳やおむつ替えのタイミングも見ながら、余裕をもってお越しください。
持ち物と服装について
持ち物リスト
- 母子健康手帳
- 千代田区の受診票(受診券)
- マイナ保険証(または資格確認書)
- 診察券(当院を受診されたことがある場合)
- おむつ・おしりふき
- ミルクや授乳ケープ、お気に入りのおもちゃ など
服装について
計測や診察では服を脱ぎ着します。前開きで着脱しやすい服だとスムーズに進み、赤ちゃんがぐずりにくくなります。厚着は避け、調節しやすい重ね着でお越しください。
「経過観察」「要精査」と言われたら
健診で「経過観察としましょう」「一度くわしく診てみましょう」とお伝えすることがあります。これらの言葉に不安を感じる方は少なくありませんが、次のことを知っておいてください。
- 「経過観察」は、異常が確定したという意味ではありません。 「次の節目まで、一緒に見守っていきましょう」という意味です。
- 発達は直線的に進むものではありません。 ある時期にゆっくりに見えても、その後の経過で伸びていくお子さまもいます。
- 次の健診を待たずに気になることが出てきたときは、いつでもご相談ください。
予防接種と同じ日に|保護者ご自身のことも
- 予防接種との同日実施:健診と予防接種を同じ日にまとめて受けられます。スケジュールの立て方は予防接種スケジュールのページもあわせてご覧ください。
- 保護者ご自身の不調も、どうぞご相談を:産後は、お母さまの体や心にも変化が起きやすい時期です。気になる不調があるときは、当院の婦人科や産後ケア入院にご相談いただけます。お母さまとお子さまが、同じ院内でご相談いただけます。
浜田病院 小児科の健診の特徴
- 小児科専門医が、お子さま一人ひとりの様子を確認しながら診療します。育児の悩みや素朴な疑問も歓迎し、健診を「相談の場」としてご活用いただけます。
- 婦人科・産後ケアを併設し、御茶ノ水・千代田区で母子両方を同じ院内で診療しています。
- 授乳室・おむつ替えスペースをご用意しています。安心してお越しください。
- 担当医の専門資格は医師紹介ページでご覧いただけます。
費用について
千代田区の受診票の対象となる乳児健診は、公費で受けられます(自己負担なしが一般的です)。乳児健診は保険診療ではないため、こども医療証(マル乳など)は使いません。受診票と母子健康手帳をお持ちください。
よくある質問
- Q. 発達がゆっくりな気がして、健診が怖いです。
- 発達のペースにはお子さまごとに大きな幅があり、健診は合否を判定する場ではありません。気になる点をお持ちいただければ、一緒に確認し、必要に応じて見守り方をご案内します。心配なことこそ、ぜひ健診でお話しください。
- Q. 風邪気味ですが、健診は受けられますか?延期できますか?
- 発熱や体調不良があるときは、健診を延期していただくことがあります。当日の受診可否や日程の調整については、事前にお電話 03-5280-1166でご相談ください。
- Q. 受診票をなくしてしまいました。
- 受診票の再交付については、千代田区の窓口へお問い合わせください。健診当日に間に合わない場合の対応は、当院でも個別にご相談を承ります。
- Q. 父親や祖父母が連れて行ってもいいですか?
- どなたが付き添っていただいても構いません。普段のお子さまの様子(食事・睡眠・気になる点など)が分かるメモをお持ちいただけると、相談がスムーズです。
参考情報・関連ページ
参考情報
厚生労働省「標準的な乳幼児期の健康診査と保健指導に関する手引き」 手引き(PDF)(取得日:2026年7月)
千代田区「6〜7か月児健康診査・9〜10か月児健康診査」
このページは 医療法人財団 小畑会 浜田病院 小児科 が監修しています。