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子宮筋腫と不妊

最終更新日:2026年10月2日

健診や不妊検査で子宮筋腫が見つかった方、筋腫があっても妊娠できるか心配されている方へ。

子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。筋腫が妊娠しにくさや流産に関わるかどうかは、できている場所によって変わります。

浜田病院では、妊娠しにくい原因が筋腫のほかにないかもあわせて確かめたうえで、手術と不妊治療の進め方をご相談します。手術が必要な場合は、当院の婦人科で行います。

ご予約はWEBまたはお電話で承ります。

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※診療科の選択で「不妊科」をお選びください

子宮筋腫があると妊娠しにくくなりますか

筋腫があるからといって、必ず妊娠しにくくなるわけではありません。

子宮の内側に突き出る粘膜下筋腫のように、子宮の内側の形を変える筋腫は、受精卵の着床を妨げて、不妊の原因になることがあります。一方、子宮の外側に出る漿膜下筋腫は、妊娠のしやすさへの影響は少ないとされています。

妊娠に影響しやすい筋腫の場所

子宮筋腫は、できる場所によって3つに分けられます。

子宮の断面図。子宮の内側に出る粘膜下筋腫、子宮の壁の中にできる筋層内筋腫、子宮の外側に出る漿膜下筋腫の位置を示した図
筋腫のできる場所による3つの分類
分類できる場所妊娠への影響手術が必要な場合
粘膜下筋腫子宮の内側に出る小さくても不妊の原因になりやすい子宮鏡手術
筋層内筋腫子宮の壁の中子宮の内側の形を変えている場合は、着床に影響することがある核出術
漿膜下筋腫子宮の外側に出る妊娠のしやすさへの影響は少ないとされる核出術

筋腫の大きさ(何センチか)で、不妊になるかは決まりますか

大きさだけで、不妊の原因になるかどうかが決まるわけではありません。不妊との関係では、大きさよりも、筋腫が子宮の内側の形を変えているかどうかが重要です。手術が必要かどうかは、筋腫の場所・大きさ・個数・大きくなる速さ、症状や年齢、妊娠をお考えの時期をあわせて判断します。

妊娠を望むときの検査と治療の進め方

筋腫のほかに不妊の原因がないかも調べます

筋腫が見つかっても、妊娠しにくい原因が筋腫だけとはかぎりません。まず、女性は月経周期に合わせてホルモン検査や超音波検査、卵管の通りを調べる検査などを、男性は精液検査などを行います。子宮の内側の様子は、子宮鏡検査で直接確認することもあります。検査の内容は不妊検査のページでご説明しています。

手術を先にするか、不妊治療を先にするか

ほかに不妊の原因が見つからず、筋腫が子宮の内側の形を変えている場合には、筋腫を取り除く手術をご提案することがあります。症状がなく、大きすぎず、子宮の内側の形も変えていない筋腫は、手術をせずに経過を見ていきます。

筋腫だけを取り除く手術(核出術)のあとは、しばらく避妊が必要になります。一方で、妊娠しやすさは年齢とともに低下します。手術を先にするか不妊治療を先にするかは、ご年齢と手術のあとの避妊の期間をあわせて考え、検査の結果をもとにご相談しながら決めます。

筋腫の場所で変わる手術の方法(粘膜下筋腫・筋層内筋腫・漿膜下筋腫)

  • 粘膜下筋腫 — 腟から細いカメラ(子宮鏡)を入れて筋腫を取り除く子宮鏡手術を行います。お腹を切らない手術で、当院では1泊2日の入院です。
  • 筋層内筋腫・漿膜下筋腫 — 筋腫だけを取り除いて子宮を残す子宮筋腫核出術を行います。筋腫がかなり大きい場合や数が多い場合は、腹腔鏡の傷に小さな切開を1か所加える腹腔鏡補助下の手術を、それでも難しいほど大きい場合や癒着が強い場合は開腹の手術を行います。入院の目安は、腹腔鏡の手術で6泊7日、開腹の手術で9日間です。

手術の内容・費用・リスクは、子宮鏡手術と子宮筋腫の手術のページでご説明しています。

ご予約はWEBまたはお電話で承ります。

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手術のあと、いつから妊娠を目指せますか

核出術のあとは、子宮の傷が治るまでのあいだ避妊が必要です。傷が十分に治らないうちに出産を迎えると、子宮破裂が起こることがあるためです。期間は3〜6か月とされることが多く、次の妊娠の時期は診察の際にご相談ください。手術の傷が子宮の壁の全層に及んだ場合や、多くの筋腫を取り除いた場合は、次のご出産で予定帝王切開をおすすめすることがあります。

当院では現在お産(分娩)を取り扱っておりませんが、妊婦健診は行っております。妊娠された場合は、当院で妊娠を確認したうえで、分娩を扱う施設へご紹介します。

お薬の治療と妊娠

筋腫の治療に使うGnRHアゴニスト/アンタゴニストや低用量ピル(LEP)は、使っている間は妊娠を目指すことができません。妊娠を望む時期のお薬の使い方は、医師とご相談ください。お薬は筋腫を一時的に小さくしたり、症状をやわらげたりするための治療で、筋腫そのものをなくすものではありません。

浜田病院で子宮筋腫と不妊の治療を受ける場合

  • 不妊治療は、日本生殖医学会認定の生殖医療専門医を含む医師が担当します。原田 美由紀医師(日本生殖医学会 生殖医療専門医・指導医)が火曜、泉 玄太郎医師(日本生殖医学会認定 生殖医療専門医)が月曜・水曜の午後を担当するほか、複数の医師が診療にあたります。休診・代診と診療時間は外来診察スケジュールでご確認ください。
  • 当院は入院設備のある病院です。婦人科では、診察から手術、術後の経過観察まで院内で対応します。ごくまれな悪性腫瘍(子宮肉腫)が疑われる場合は、連携する大学病院へご紹介します。腹腔鏡手術には、日本産科婦人科内視鏡・ロボティクス学会の腹腔鏡技術認定医が加わります。

よくあるご質問

Q筋腫を取れば、妊娠しやすくなりますか?
Aほかに不妊の原因がない方が、子宮の内側に突き出た粘膜下筋腫を取り除くと、妊娠しやすくなることがあります。ただし、手術をしても必ず妊娠できるとはかぎりません。手術をするかどうかは、検査の結果をもとにご相談します。
Q不妊検査で筋腫が見つかりました。すぐに手術が必要ですか?
A症状がなく、大きすぎず、子宮の内側の形を変えていない筋腫であれば、すぐに手術が必要になるとはかぎりません。筋腫の場所や大きさ、ほかの検査の結果をもとにご相談します。
Qほかの医療機関で子宮筋腫を指摘されました。どの科を受診すればよいですか?
A妊娠を望んでいる方は不妊科を、手術をご希望・ご検討の方は婦人科外来をご受診ください。検査結果や紹介状をお持ちの場合は、ご持参ください。

ご予約・受診

妊娠を望む方は、不妊科へお越しください。WEB予約では、診療科の選択で「不妊科」をお選びください。初診はご予約なしでも受診いただけますが、診療枠に限りがあるため、事前のご予約をおすすめします。

手術をご希望・ご検討の方は、月・火・水(午前)・木・金の婦人科外来へお越しください。

ご相談のイメージ

ご不明な点は、お気軽にご相談ください

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お電話でのご予約・ご相談:

03-5280-1166

電話受付:平日 8:30〜17:30/土曜 8:30〜12:30

アクセス:JR御茶ノ水駅から徒歩2分

本ページの医学的な内容は、『産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2026』、日本生殖医学会「一般のみなさまへ 生殖医療Q&A」、日本産科婦人科学会「子宮筋腫」「不妊症」を参考にしています。

このページは 医療法人財団 小畑会 浜田病院 不妊・生殖医療センター が監修しています。

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